院内外の精度管理、委員会により質の高い検査データを迅速に提供することに日々努めています。
また、外来採血室の運営管理、院内感染対策、人間ドック、職員健康診断など多岐にわたる業務を担っております。
実施検査内容
血液検査用機器 | 凝固検査用機器 |
測定している項目は約20種類あります。例えば酵素・脂質・尿酸・電解質といった項目です。
肝機能、腎機能など全身状態をみます。
血液中の赤血球数、白血球数、血小板数などを測定し、貧血の程度、炎症の状態、凝固障害などをみます。
3. 凝固系検査血液が固まりにくいなど凝固障害の程度をみます。逆に血をサラサラにする薬を服用されている場合には定期的に検査をしてコントロール状態をみます。 | 生化学検査用機器 |
4. 糖尿病項目測定機器ヘモグロビンA1Cを測定し、糖尿のコントロール状態を確認する 5. BNPやD-ダイマー測定機器心機能マーカーや血栓性病因のマーカーを測定します。 | 糖尿病項目測定機器 | 糖尿病項目測定機器 |
6. 血液ガス分析血液中のpH・酸素分圧・炭酸ガス分圧を検査します。pHは生体の生存上7.4+0.05に維持することが必須条件です。また酸素分圧・炭酸ガス分圧を測定することは、肺機能不全の有無および原因の探求になど、肺機能障害の重症度を知るために重要な検査です。 | 血液ガス分析 |
腎・尿路の疾患のみならず、心・肝・その他の諸器官の機能を知ることができます。尿は採取が容易であり、患者さんに苦痛を与えることなく繰り返し検査でき、利用価値の大きい検査です。
大腸がん検診のスクリーニングとして、便潜血反応の検査を行います。
9. 細菌検査緊急時、喀痰・尿・その他材料のグラム染色を行います。 | グラム染色 |
心筋障害・心筋梗塞、不整脈、心臓の肥大など、心疾患の経過・予後・治療法判定に重要な検査です。
この検査は携帯型心電計を24時間患者さんにつけてもらいます。胸痛・動悸・息切れなど自覚症状がある場合にそれが不整脈によるものか・心筋虚血によるものかの鑑別に、またその様な病気がないかとか、その様な病気の重症度の判断、治療後の経過観察に用います。
血圧、心音図、心電図、脈波などを同時に測定することにより、CAVI とABI のデータが得られます。CAVI(心臓足首血管指数)は動脈の硬さの程度を表します。また、ABI(足関節上腕血圧比)は動脈のつまりの程度を表します。
自宅でセンサーを取り付け、寝るだけの簡単な検査です。
「大きなイビキをかく」「日中いつも眠い」など症状がある方は睡眠時無呼吸症候群かもしれません。
検査によって睡眠時無呼吸症候群と判断された場合はCPAP治療を行います。
肺活量を測定することで肺機能状態を量的並びに質的に精細に判定します。
末梢運動神経・末梢知覚神経の伝導速度を測定します。神経に障害がある場合、例えば手根管症候群や神経障害のある糖尿病患者さんでは遅くなります。
心電計 | ABI測定機器 | 神経伝導検査 | 肺機能検査 |
検査試薬服用前後に呼気をとって調べることにより、胃潰瘍などを引き起こすヘリコバクター・ピロリ菌がいるかをみる検査です。
17. 輸血検査ABO式血液型、Rh式血液型、また輸血する血液が患者さんに合うかを交差試験・抗体スクリーニング検査を行います。 |
超音波を用いて首を通る頸動脈の様子をみます。血管の内中膜の肥厚、血管径、血管の分岐部における隆起性病変の有無、血流速度を測定することにより、虚血性脳血管障害に対する治療方針、フォローアップや再発防止、全身の動脈硬化の評価など重要な情報を得ることができます。
肺血栓塞栓症を防ぐにあたり、塞栓源としての下肢深部静脈に血栓がないかを超音波を用いて検査します。
心房や心室の大きさ、壁の厚さや動き、弁の形や動き、血液の流れをみます。心肥大、心拡大、心筋梗塞とその範囲、心臓弁膜症、先天性心臓疾患の診断に役立ちます。
その他、病理・細胞診、細菌検査、特殊検査、依頼の少ない検査は外部委託しています。